- RELEASE :
『(What's the Story) Morning Glory?（モーニング グローリー）』は、オアシスの2枚目のスタジオ・アルバム。1995年10月2日にクリエイション・レコーズからリリースされ、オーウェン・モリスとグループのリードギタリスト兼チーフソングライターのノエル・ギャラガーがプロデュースした。アルバムの構成とアレンジスタイルは、バンドの前作『Definitely Maybe』（1994年）から大きく逸脱している。ギャラガーの作曲はバラード調に重点が置かれ、「巨大な」コーラスに重点が置かれ、ストリングスのアレンジとより多様な楽器編成は、グループのデビューアルバムの荒々しさとは対照的。『(What's the Story) Morning Glory?』は、トニー・マッキャロルに代わってドラマーのアラン・ホワイトが加入したグループ初のアルバムとなる（マッキャロルはアルバムに引き続き参加し、「Some Might Say」というトラックでドラムを演奏している）。
OVERVIEW
このレコードは、オアシスをクロスオーバー・インディーズ・バンドから世界的なロック現象へと押し上げ、批評家からはイギリスのインディーズ音楽の歴史において重要なレコードとみなされている。『(What's the Story) Morning Glory?』はイギリスで発売初週に記録破りの345,000枚を売り上げ、その後10週間にわたり全英アルバム・チャートで1位を維持した。また、このアルバムはアメリカでもバンドの躍進のきっかけとなり、米国ビルボード200で4位に達し、アメリカレコード協会（RIAA）から4×プラチナに認定された。このアルバムからはバンドの母国イギリスで4つの大ヒット シングルが生まれた。「Some Might Say」と「Don't Look Back in Anger」は1位に達し、「Roll with It」と「Wonderwall」は2位に達した。後者はバンドのイギリスでの最大のヒットとなり、30週間連続でチャートにランクインした。「Champagne Supernova」と「Wonderwall」はビルボード・オルタナティヴ・ソング・チャートで1位を獲得した。1996年のブリット・アワードでは、このアルバムは最優秀ブリティッシュ・アルバム賞を受賞した。 1995年から1996年にかけて、バンドはアルバムのプロモーションとして大規模なワールドツアーを行い、当時としては最大級の観客を前に演奏しました。
商業的には成功したが、当初は主流の批評家からあまり評価されなかった。多くの批評家は、このアルバムを『Definitely Maybe』より劣るとし、特に作詞作曲と制作が批判の的となった。しかし、その後の数か月、数年でこのアルバムに対する批評家の意見は劇的に再評価され、批評家たちはこのアルバムの強みと「大衆受け」を認めるようになった。『(What's the Story) Morning Glory?』は今でもブリットポップ時代と1990年代全般の重要なアルバムと見なされている。このアルバムはロック音楽の最高のアルバムのリストにもいくつか登場し、2010年のブリット・アワードでは1980年以来最高のイギリスのアルバムに選ばれた。このアルバムは全世界で2,200万枚以上を売り上げ、史上最も売れたアルバムの一つとなっている。2024年1月現在、このアルバムはイギリスで510万枚を売り上げ、英国レコード産業協会（BPI）から17倍プラチナ認定を受けている。
TRACKLIST
1. Hello
2. Roll with It
3. Wonderwall
4. Don't Look Back in Anger
5. Hey Now!
6. Untitled (also known as "The Swamp Song - Excerpt 1")
7. Some Might Say
8. Cast No Shadow
9. She's Electric
10. Morning Glory
11. Untitled (also known as "The Swamp Song - Excerpt 2")
12. Champagne Supernova