- RELEASE :
『Raising Hell（レイジング ヘル）』は、Run-D.M.C.の3枚目のスタジオ・アルバム。1986年5月15日にプロファイル・レコードからリリースされた。このアルバムは、ラッセル・シモンズとリック・ルービンによってプロデュースされた。『Raising Hell』は、初のプラチナおよびマルチ・プラチナのヒップホップ・レコードとして有名。このアルバムは、1986年7月15日に初めてプラチナに認定され、その後1987年4月24日にアメリカレコード協会 (RIAA) によって3×プラチナに認定された。このアルバムは、ヒップホップ音楽と文化の歴史において最も偉大で最も重要なアルバムの1つであると広く考えられている。『Raising Hell』は、ビルボード200で3位、トップR＆B/ヒップホップ・アルバム・チャートで1位を獲得し、後者で最高位を獲得した最初のヒップホップアルバムとなった。このアルバムには、「My Adidas」、「Walk This Way」（エアロスミスとのコラボレーション）、「You Be Illin'」、「It's Tricky」の4つのヒットシングルが収録されている。「Walk This Way」は、エアロスミスの1975年の曲「Walk This Way」の画期的なラップ・ロック・バージョンであり、グループの最も有名なシングルとなった。これは、ヒップホップを主流に持ち込んだ最初のラップ・ロック・コラボレーションであると考えられており、ヒップホップアクトによる曲として初めてビルボードホット100のトップ5に到達した。300万枚以上を売り上げた『Raising Hell』は、ヒップホップの黄金時代とヒップホップのアルバム時代の到来を告げるものとして評価されており、批評家や主流の聴衆の間でこのジャンルが前例のないレベルの認知度を獲得するのに貢献した。
TRACKLIST
Side one
1. Peter Piper
2. It's Tricky
3. My Adidas
4. Walk This Way (with Aerosmith)
5. Is It Live
6. Perfection
Side two
1. Hit It Run
2. Raising Hell
3. You Be Illin'
4. Dumb Girl
5. Son of Byford
6. Proud to Be Black