- RELEASE :
『Scorpion（スコーピオン）』はドレイクの5枚目のスタジオ・アルバム。2018年6月29日にキャッシュ・マネー・レコード、リパブリック・レコード、ヤング・マネー・エンターテイメントからリリースされた。『Scorpion』は25曲からなる2枚組アルバム。最初のディスクは主にヒップホップで、2番目のディスクはR＆Bとポップと言われている。この作品は、頻繁にコラボレーターである40とマネージャーのオリバー・エル・カティブとともに、ドレイク自身が製作総指揮を執った。『Scorpion』にはジェイ・Zやタイ・ダラー・サインがゲスト出演しているほか、マイケル・ジャクソンやスタティック・メジャーも死後に出演している。『Scorpion』はシングル「God's Plan」、「Nice for What」、「I'm Upset」、「Don't Matter to Me」、「In My Feelings」、「Nonstop」、「Mob Ties」でサポートされた。シングル7曲はすべて米国ビルボード・ホット100でトップ20入りし、そのうち「God's Plan」、「Nice for What」、「In My Feelings」の3曲が1位になった。『Scorpion』はリリース初日に1億3,245万回のストリーミングを記録し、Spotifyの1日のアルバムストリーミング世界記録を破った。また、1億7,000万回のストリーミングというApple Musicの1日記録を更新し、『More Life』で打ち立てたドレイク自身の記録も破った。
OVERVIEW
このアルバムでは、ドレイクが閉所恐怖症、人間関係、弱者から音楽界で著名な人物に上り詰めた自慢など、彼のディスコグラフィーでよく見られるテーマについてラップしている。 この作品は、ソウル、アンビエンス、クワイエット・ストーム、R＆B、ポップ、エレクトロニカ、トラップなど、さまざまなジャンルから影響を受けている。『Scorpion』は批評家からは生ぬるい評価を受けており、賞賛はトラックの質に向けられたものの、批判はアルバム全体の長さに向けられていた。それにもかかわらず、商業的には好調で、アルバム換算ユニット数732,000（うち160,000は純粋な売上によるもの）で米国ビルボード200のトップにデビューした。2019年1月の時点でアメリカレコード協会（RIAA）によって5回のプラチナ認定を受けている。このアルバムは2019年のグラミー賞で最優秀アルバム賞を含む5部門にノミネートされ、「God's Plan」は最優秀ラップ・ソング賞を受賞した。このアルバムは、ドレイクにとって、2019年のビルボード・ミュージック・アワードなどでキャリアの中で2度目となるトップ・ビルボード200アルバム賞を受賞した。アルバム収録曲全25曲がビルボードホット100入りし、「Nonstop」（2位）、「In My Feelings」（6位）「Emotionless」（8位）、「Don't Matter to Me」（9位）などトップ10内に4曲の新曲を同時にデビューさせた初のミュージシャンとなった。また7曲同時にチャートのトップ10入りを果たし、ビートルズが保持していたトップ10同時ランクイン曲数を更新した。
TRACKLIST
A Side
1. Survival
2. Nonstop
3. Elevate
4. Emotionless
5. God's Plan
6. I'm Upset
7. 8 Out of 10
8. Mob Ties
9. Can't Take a Joke
10. Sandra's Rose
11. Talk Up (ft. Jay-Z)
12. Is There More
B Side
1. Peak
2. Summer Games
3. Jaded
4. Nice for What
5. Finesse
6. Ratchet Happy Birthday
7. That's How You Feel
8. Blue Tint
9. In My Feelings
10. Don't Matter to Me (with Michael Jackson)
11. After Dark (ft. Static Major & Ty Dolla $ign)
12. Final Fantasy
13. March 14